「強く押されないと効かない気がする」
「痛い方が、ちゃんと治りそう」
整体や施術に対して、
そんなイメージを持っている方も少なくありません。
先日もとある会話の中で、私が行なっている仕事を「整体」と表現したら、「結構体を使うでしょ」と返答でした。
一般の人の整体のイメージはしっかり揉んでくれる場所なのかなと感じました。
ですが実は、
慢性痛や不調があるときの体は、すでに“とてもがんばっている状態”だったりします。
今回の内容はInstagramでも完結的に投稿したので、ご興味ある方はこちらもご覧ください
痛みや不調があるとき、体の中では何が起きているのか
体に痛みや不調があるとき、
神経は常に周囲を警戒し、緊張しています。
・呼吸が浅くなる
・筋肉が無意識にこわばる
・リラックスしづらくなる
これは「弱っている」のではなく、
体があなたを守ろうとしている反応です。
神経の世界では、
この状態を「安全ではない」と判断している状態とも言えます。
（※この考え方は、近年医療や心理の分野でも注目されている
ポリヴェーガル理論とも重なります）
強い刺激が入ると、体はどうなるのか
このような緊張状態の体に、
さらに**強い刺激（侵害刺激）**が加わるとどうなるでしょうか。
体は「整おう」とするよりも、
まず「守らなきゃ」「これ以上は危険だ」と反応します。
その結果として、
・痛みが強くなる
・施術後にだるさや違和感が出る
・揉み返しが起こる
・不調が長引く
といったことが起きる場合があります。
これは、
施術が「合っていない」のではなく、
体の状態と刺激の強さが合っていないことが原因であることも多いのです。
ライフィールの施術で大切にしていること
整体院ライフィールでは、
強く押したり、無理に変えたりする施術は行っていません。
体を外から操作するのではなく、
体が今、必要としていることだけをサポートする
ということを大切にしています。
・安心できる触れ方
・侵害しない関わり
・体の反応を尊重するペース
そうした関わりの中で、
体は少しずつ緊張をほどき、
「もう大丈夫」と感じられる状態を思い出していきます。
体は「力」で変わるものではない
体は、
無理に変えられたときではなく、
安心したときに変わりはじめます。
呼吸が深くなり、
感覚が戻り、
内側のつながりが整ったとき、
体は本来のバランスへと自然に向かっていきます。
それは、
「何かをしてもらう」施術ではなく、
自分の内側が動き出す時間とも言えるかもしれません。
最後に
痛みや不調は、
敵ではありません。
それは、
体があなたに送ってくれている
大切なサインです。
ライフィールでは、
そのサインを否定せず、
静かに、丁寧に、
体が本来の力を思い出す過程を
サポートしています。
もし今、
「強い刺激に疲れてしまった」
「もっとやさしく整えたい」
そう感じている方がいたら、
一度ご相談ください。
体は、
安心したときに、変化していきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ライフィールでは、「からだ」だけでなく「こころ」や「エネルギー」も含めて包括的に整えることを大切にしています。
心身のバランスを整えたい方や、より深く自分を変化させたい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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