16年ぶりに起きた突然の出来事

※この記事では、気胸・血気胸の体験や手術についてお話ししています。
身体や医療の話が苦手な方は、無理のない範囲でお願いします。

私事ですが、先週のことです。
最初は左背中に違和感があり、「なんとなく痛いな…」という程度でした。
最初のうちは昨日の筋トレの負荷で、さっき関節を痛めたのかな?なんて思っていましたが、

ところがすぐに痛みは左胸に移り、
仰向けになれないほどの激痛へ。歩くのも普通のペースでは無理…。

これはさすがにおかしい。。。
緊急性も疑われるため、医療機関に連絡し循環器内科を受診。

検査を進める中で感じた不安

最初は「心臓じゃなければいいな…」という気持ちがあり、
血液検査・レントゲン・心電図を行いました。

痛みで仰向けになれず、心電図は座ったまま。

検査が終わり、歩いていると
「もう一度心電図を取りたいので」と呼び止められました。

「あれ…やばいのかな?」

そんな予感がよぎり、
看護師さん同士の会話も耳に入り、心配がさらに増していきました。

その間にも、普通に歩くことがどんどん困難になっていました。

診断:16年ぶりの“気胸”

結果は「気胸」。
何かの拍子に自然と肺に穴が空き、しぼんでしまう病気です。

原因の多くは、肺の表面にできる 「ブラ」 と呼ばれる
小さな“風船のような弱い部分”が破れること。
これは背が高く痩せ型の男性に多く、体質的に出来やすいと言われています。

私は23歳の頃に右4回、左1回経験しています。
右は再発を繰り返し、予防手術も受けました。

左はその1回だけだったので、もう大丈夫だろうとすっかり忘れていましたが、
まさかの16年ぶりの再発。
今思うと、確かに症状の経過は気胸だったなと納得。

しかも今回はかなりしぼんでいたようで、
過去の気胸の痛みとは比較にならないほどの強烈な痛み。

それでも「気胸」と聞いて少し安心した自分もいました。
処置さえすれば良くなる病気だからです。
(※もちろん放置は危険です)

最初の病院から、以前手術を受けた病院へ救急搬送されました。

救急での処置と、突然の“意識の遠のき”

今回の痛みは、ほんの少し振動で動くだけでも悶絶するほど。

到着すると、看護師さんと医師が素早く丁寧に処置してくれました。

その途中、フワーッとなりながら急に目の前がキラキラしはじめ、
「貧血とも違うな…?」と思った瞬間、
鼻に酸素を入れてもらい、意識が戻りました。

後で
「意識、遠のいていたね」
と言われて、あれがそうだったのかと知りました。

そして「血気胸」だった

処置で空気や液体を抜いてもらい、
「これで落ち着くかな」と思った直後──

呼吸するたびに悶絶レベルの激痛が走り、
間違いなく、これまでの人生でいちばんの痛みでした。
この時は完全にやばい人でしたね。。。

この状態で、他に問題がないか造影CTを撮ったり、
色々な検査を手際よく進めてくれました。

後でわかったのは、
・出血が多かった
・肺の周り(胸膜)が強い炎症を起こしていた疑い
・胸膜は痛覚神経が多く、膨らむたびに強烈に痛む

今回の正体は「血気胸」。
気胸の中でも“重症”の部類でした。

緊急手術の説明

しばらくしたら、痛みも落ち着いてきて一旦安心したのですが、
看護師さんからは
「今はまだ無理できないんだよね」
と言われ、状況はやはり重い。

医師からは、
・出血量が多い
・破れた場所を確認し、閉じる必要がある
・再発しやすい“ブラ”の焼却・切除も必要
・このまま2時間後に緊急手術へ

との説明。

「大丈夫かな」と心の奥から不安の感情が出てきました。

仲間からの遠隔ヒーリングと、心の安定

手術前の落ち着いた時間に、信頼しているエネルギー療法の仲間達に連絡したところ、
すぐに温かいメッセージと遠隔ヒーリングのサポートが返ってきました。

その中で、
「息ができないほどのプレッシャーがかかっている」
ということもLINEで伝えてくれました。
エネルギー的な圧が続くと、肺の働きにも影響することがあります——

そう聞いた瞬間、
“あ、確かにあるよね…” と思いました。

私も完璧ではありません。
セラピストとして日々整えていても、気づかないうちに心が疲れていたり、
プレッシャーを抱えていたりします。
その言葉をいただき、自分自身にもセルフヒーリングを行いました。

皆様のおかげで心が落ち着き、
待っている間の身体の緊張もふっと緩むのを感じました。

不思議と痛みがほとんどなくなり、
とても穏やかに手術を待つことができました。

手術後:驚くほど快適な身体

手術は全身麻酔で、気づいた時にはベッドの上。

16年前の気胸手術後は、
術後の夜がとてもつらかった記憶があります。

しかし今回は驚くほど快適で、
横になっている感覚すら心地よく、動かなければ痛みもなし。

翌朝も調子が良く、食欲もあり、
順調に翌日の午後には退院。

退院後の回復と、家族の支え

退院当日は19時に布団へ。
翌日は20時、その次の日にはいつもの時間。
回復のスピードがどんどん上がっていきました。
ブログを書いている今はいつも通りに近い感覚まで回復することができ、
通常通り営業も再開させていただいております。

退院後も遠隔ヒーリングでサポートしてくださった仲間の皆様にも感謝です。

子どもたちも本当に支えてくれました。
次男 → お風呂掃除・洗濯物を畳んでくれたり
長男 → 「外に出るといいよ」と気遣いの言葉など

家族の存在がどれほど大きいか、改めて感じました。

今回の体験がくれた“人生の問い”

この出来事を通して、自然と心に

「自分は人生で何をしたいのか?」
「生かされている命をどう使いたいのか?」

という問いが浮かびました。

出てきた答えは、とてもシンプルでした。

・家族との暮らしを最高に楽しみたい
・ご縁ある方を癒し、変容をサポートしていたい
・施術の可能性を探求し貢献し続けたい

そんな想いがより深くなったように感じています。

意識も変わったようで
・お部屋の一部を模様替えしたり
・本棚にペンキ塗りして色を変えたり
意識が変わるとまずは身の回りのものを整え出すということがあります。

そしてなんといっても家族の会話が今まで以上に増えました。
今までも大切にしているつもりでしたが、家族の大切さを深く感じたように思います。

ちょうど発症日は新月。
日付が変わる時間帯は手術でした。

これも、ひとつの節目なのでしょう。

これからも、ご縁ある方のために生きる

今回の経験で、
「健康で、のびのびと人生を楽しめるようにサポートしたい」
という気持ちが、前よりも強くなりました。
これからも私のお役目を全うしていきたいと思っています。

丁寧かつ迅速に支えてくださった医療スタッフの皆さま。
遠隔で温かいエネルギーを送り続けてくれた仲間たち。
そして、急なお休みにもかかわらずご理解くださったお客様。

誠にありがとうございました。

世界各国でセミナーを開催するDr.ケリー・ダンブロジオのもとでティーチングアシスタントリーダーを務めた経験から、確かな技術と幅広い技術を養う。
オステオパシーやエネルギー療法など多様な療法を学び統合した、こころ・からだ・エネルギーの包括的施術【こころーからだのセラピー】で、不調の根本から健康をサポートしている。

セラピストの育成にも力を注ぎ、学びを深めたい施術家の成長をサポートしている。

プライベートでは二児の父。仕事と家庭を両立しながら、日々の暮らしを大切にしている。

「本来の自分を取り戻し、軽やかな未来を歩む人を増やしたい」――そんな想いを胸に、施術に向き合っています。

・対面/オンライン(遠隔)/出張施術
・企業様向け健康増進運動教室/健康増進セミナー
・セラピスト養成 個別/グループ指導
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