息切れ。歳のせいかな?横隔膜と内臓の関係

最近息が切れる

内臓は大丈夫なんだけどこれって歳のせいかな

階段の登り降りがつらい

息切れは内科的疾患の可能性もあるため、急な息切れや軽めの運動でも息が切れるなど、おかしいと感じたら一度医療機関に受診することがおすすめです。
内科的疾患がない場合、実は呼吸が浅くなっているため、エネルギーとなる酸素を多く取り入れられなくなっていることが考えられます。
呼吸と言えば「横隔膜(おうかくまく)」ですね。その横隔膜がうまく機能しなくなってしまう原因は多くあります。

横隔膜と内臓の関係について書かせていただきます。

息切れ。歳のせいかな?横隔膜と内臓の関係

まずは横隔膜の位置を確認してみましょう。

このように横隔膜は肋骨と腰骨にくっついています。
そしてドーム型になっています。横隔膜が働くことで横隔膜の上にある肺に空気が入ってきます。

横隔膜のすぐ下には、肝臓、胃といった臓器があります。
これら内臓が硬くなっていると、内臓からの筋膜で横隔膜が繋がるため硬く動きが小さくなってしまいます。

内臓が疲れていると息が切れやすくなる。。。

例えば、
お酒を飲みすぎた。。。すると次の日、肝臓や消化器館は硬くなり横隔膜の動きは悪くなってしまいます。そんな日はお腹に触れるといつも以上に硬く張っているように感じると思います。その結果呼吸もいつもより浅くなっているのがわかります。

内臓が疲れると背骨が硬くなる!?背骨の動きも呼吸に関わる

さらに内臓が疲れていると、内臓に関係する背骨の動きも悪くなっています。消化器官である
胃/肝臓/胆嚢/十二指腸の一部/膵臓の一部は

背中の骨である胸椎の5番目〜9番目からの神経とつながっているため、これら背骨の動きが硬くなってしまいます。実際触れてみると筋肉がカチカチに感じます。
これは内臓と背骨からの神経の関係です。背骨が硬くなると、背骨にくっついている肋骨の動きが制限されます。すると呼吸が浅くなり、少し動いただけでも息が切れてしまいます。

手技療法ではこれら内臓からくる背骨の矯正は、背骨に行うのではなく「内臓の調整テクニック」を行います。すると関係している背骨の硬さが改善します。

私はこの肝臓が硬く疲れたことで、お腹が硬くなっていることが時々あります。。。反省

内臓疲労を防ぐためにはどうしたらいいの?

内臓のお疲れは年とともに出やすくなります
・甘いもの食べた
・少し食べすぎた
・乳製品の取りすぎ

など。本当にちょっとしたことで内臓のお疲れが現れやすいです。

お腹が柔らかい!良い状態を保つ秘訣

たまにご年配の方でもお腹が張っていない。とても柔らかいお腹の方がいらっしゃいます。そんな方に
「食生活は何か気をつけているのですか?」
と聞くと、
「全部手料理している」
「よく料理をする」
「何か買ってきて出すというのが嫌なのよね」
とのご回答が多いです。やはり、良い状態を保っているのには日頃の食生活が大切です。

甘いものや乳製品は実は内臓への負担が大きいです。

例えば乳製品の取りすぎは、右下腹部にある回盲弁が強く硬くなることがあります。注意が必要ですね。

水泳をすると息切れが。。。息切れが大きく改善!90代女性H様

当院のソフト整体を受けられた方より息切れが改善したとご感想をいただきましたので、ご紹介させていただきます。

90代 女性 H様

25メートル泳ぐと最近は途中で息が苦しくなり、立つのですが、そのときに今までよりも息切れをするようになってしまっていました。前回先生に施術してもらったら今回は途中で立つのですが、息が上がらなかったです。前回にも増して泳ぐことができました。本当に不思議ですね。いつもありがとう存じます。

嬉しいご感想をありがとうございます。
H様はご高齢にも関わらず、水泳をされていることにも驚きです。さらにずっと自分の足で歩けるようにと、施術と合わせてスクワットや簡単な腕立て伏せといったトレーニングも行っています。何歳でも筋肉はつくと言われますが、こちらのクライアント様が実践されています。本当凄いです。

今回のご依頼が
「最近泳いでいると息切れがひどくなったように感じるのですが、なんとかならないかしら?」
でした。

体のバランスを評価してみると
・左下腹部の硬さ
・下側の肋骨が呼吸の際横に広がらない
・右胸郭の上側が広がらない
・胸椎の5番と6番に制限

といったことがわかりました。施術でこれらの動きを改善したところ、大きく改善されたとのフィードバックをいただきました。
当サロン「ソフト整体」詳しくはこちらのページをご覧ください

まとめ


・息切れには内臓の硬さを改善しよう
・内臓の疲れはお腹に硬さとして現れます

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最後までお読みいただきありがとうございます

世界各国でセミナーを開催するDr.ケリー・ダンブロジオのセミナーにおいてティーチングアシスタントリーダーを務めた経験を持ち、オステオパシー、シータヒーリングなど様々な療法を学び統合した独自の【こころーからだのセラピー】で心身の不調に悩む方々のサポートをしている。技術の高い施術家育成のための講師としても活動し、多くの施術家の成長をサポートしている。仕事と家庭を両立し、二児の父としても奮闘中。

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