江戸川区大杉にある整体院ライフィールの小林です。
先週の出来事になりますが、小学4年生の長男が、
「膝が痛い!」
と、学校からなんと「ケンケン(片足立ち)」で帰ってきました。
元気は元気そう。でも、足をつくととても痛い様子で、全く体重をかけられない様子です。
ということで、まずは状況確認から。
・朝は普通に歩いて登校した
・でも、実は「昨日からちょっと膝が痛かった」とのこと
・そういえば、前日にちょっとハードな特訓(ドッチボール用トレーニング)をしていた
・その状態で、学校でさらに動き回ってしまったらしい
。。。特訓、ちょっとハードにやらせすぎちゃったな、と反省。
とはいえ、
「よし、ちょっと体観せて」と、早速評価と施術を始めました。
膝が痛いのに、原因はそこだけじゃない?
まずは痛む場所の確認から。
観てみても腫れは確認できない。まずはひどくなさそう。
左膝の内側を痛がっていたので、そっと組織に触れていきます。
「ここは?」「痛くない」
「ここは?」「痛くない」
「ここは?」「いてててて!!」
ピンポイントで激痛が走る場所がありました。
膝の内側少し下にある、「鵞足(がそく)」と呼ばれる部分です。
ここに繋がっている筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)を軽く使ってもらうと、「痛い!」と声が上がります。
これは『鵞足炎(がそくえん)』の疑い。
(※私は医師ではないので診断はできません。あくまで疑いです)
鵞足には、骨盤から伸びる複数の筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)が集中して付着しています。

スポーツなどでジャンプや切り返しの動作が多いと、これらの筋肉が無理に引き伸ばされたり、負担を受けて炎症を起こす、代表的なスポーツ障害の一つです。
思い返せば特訓中、ジャンプや投球のときに左膝がグラグラと内側にブレてしまう癖があり、それを確認して、修正するエクササイズを取り組んでいるところでした。
疲労とブレた動きが重なり、膝の内側が悲鳴をあげたようです。
体全体を観る

場所が特定できたら、次に行うのが「体全体のつながり」を観ることです。
痛いのは膝ですが、膝に負担をかけている「根本原因」は別の場所にあることが多いからです。
骨盤の傾きは?
足首の動きは?
他の筋肉の緊張は?
さらには、脳への血流や神経伝達に関わる、胸郭(肋骨周り)、首、頭蓋骨のバランスは?
細かく評価していくと、全体の連鎖が見つかりました。
・左太ももの内側の筋肉がパンパン(押すと強い痛み)
・左ふくらはぎの緊張(押すと強い痛み)
・左仙腸関節(骨盤の関節)の動きの制限
・右胸郭(肋骨)の制限
・頭蓋骨の制限(頭の骨の微妙な動きの硬さ)
実は、特定の筋肉がガチガチに硬くなっているとき、その筋肉がまたいでいる「関節(今回は骨盤など)」に問題があり、その結果として筋肉が緊張しっぱなしになっているケースがとても多いのです。
そのため、筋肉の調整前に、関節の調整をすることが多いです。
施術開始:原因をたどって緩めていく
まずは土台となる「骨盤と背骨の調整」からスタート。
骨盤のズレを優しく整えただけで、あれほど「押すと痛い!」と叫んでいた太ももの内側の筋肉の緊張が、スーッと消失しました。これには本人も「あれ?大丈夫(痛くない)」とびっくり。
次に、膝のバランスの微調整。そっと触れながら、正しい位置に戻るのを待ちます。

さらに、まだ残っていたふくらはぎの緊張に対しては、筋肉をあえて一番緩む(短い)ポジションに保ち、痛みなく元の状態に戻していくオステオパシーのテクニックを使いました。これでふくらはぎを押したときの痛みも消失。
一通り全身を整え、一度立ってもらいました。
「どう? 」
「さっきより全然いい。痛み半分くらい!」
ひとまず、ケンケンではなく両足で立てる状態になり、この日は就寝しました。
早期ケアの大切さ
翌朝。
「まだちょっと痛いかな」と言いつつも、足をついて歩いて学校へ。ケンケンはしていませんでした。
学校から帰ってくるのを待ちます。
「ただいまー!」と帰ってきた長男は、前日が嘘のように、足をついて普通に歩いています!
初日のあの「足をつくのも辛くてケンケンしていた状態」から考えると、すごい回復力です。
ここで油断せず、2回目の施術。
実は、痛めてしまった直後の施術間隔は、なるべく早いのが理想です。
なぜなら、痛い場所をかばって歩くことで、すぐに全身のバランスが崩れ、別の場所に負担をかけてしまったり、日常の負荷に負けてまた問題が出ることもあるからです。
かばう癖が定着する前に、全身をリセットし続けます。
そして3日目の朝。
「もう大丈夫」と、いつも通り普通に歩いて、元気に登校していきました。
体に不調を感じたら「早めのケア」を!
今回は我が子ということもあり、痛めてすぐに対応できてよかったです。
初期段階で全身のバランスを整え、膝への負担を逃がしてあげられたことが、早期解決のカギだったと感じています。
今回は子どもの例ですが、大人の方も全く同じです。
「そのうち治るだろう」と放っておくと、痛い場所をかばうことで全身が歪み、慢性化したり別の場所が痛くなったりして、治るまでに何倍も時間がかかるようになってしまいます。
「あれ、いつもと違うな」「ちょっと痛むな」
そう感じたら、我慢せず、できるだけ早めのケアがおすすめです。
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